これでは内覧会ではなく、「コウジ見学会」です。悲しいことですが、これがこの業界の現実でもあります。美しいモデルルームで舞い上がっていた人の中には、この落差を見て「内覧会ブルー」になる人もいます。支払いに関しては、マンションも車などと同様に考えればいいと思います。あくまでも「完成品とお金の交換をする」のが基本です。契約書も当然そういう取り決めになっているので、完成前に支払いをする必要はありません。もしも完成していないのにお金を全額払ってしまったら、未完成の状態を認めたことになってしまいます。その後トラブルが起こった際に何かと不利になるので、納得できる状態になるまではお金は払わないようにしましょう。業者の心理としても、お金をもらってしまった物件に対しては、気持ちの入れ具合が弱くなってしまいます。このまま支払いをするのは納得が行かない旨を、業者にしっかり主張してください。内覧会は非常に重要な意味を持ちます。いわゆる青田買いで、契約時には存在しなかった物件を購入した場合には、この内覧会(確認会)があなたにとって、初めての物件のお披露目会となります。内覧会で物件の不具合などを発見した場合は、指摘事項として修正されます。修正を確認する再内覧会を設けるケースも多く見られます。物件に問題がなければ「確認しました」という意味合いの書類に記名・押印し、残金決済(お金と権利の交換)に進むことになります。ここで注意しなければならないのは、内覧会で指摘できなかった不具合個所については、残金決済以降は、基本的に売主に責任を問えないということです。ですから、内覧会では、建築に詳しい友人知人や、内覧会に同行してくれるコンサルタントに依頼して、きちんと確認をすることを強くお勧めします。信じられないかもしれませんが、再内覧会でも直っていないことがよくあります。買主が必死に不具合箇所を指摘したにもかかわらず、ほとんど手をつけないまま再内覧会をしてしまう業者があるのです。まったく買主をバカにしている話です。こういう場合は、再再度内覧会を設けましょう。
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