
香川漆器は、高級芸術品から実用品に至るまで、その種類の豊富さは全国一です 。
製品内容も座卓、飾り棚などの室内調度品から盆、菓子器、茶托などの小物品まで多岐にわたっています。
また、漆芸技術も多岐で用途別に特徴があり、繊細にして優雅です。唐物風の「きんま」、
「存清(ぞんせい)」、「彫漆(ちょうしつ)」、、優雅な朱の色合いをみせる「後藤塗(ごとうぬり)」、
茶人好みで渋みのある「象谷塗(ぞうこくぬり)」など、いずれも永い伝統に培われた重厚さと高い格調を持ち、
定評があります。
「伊予竹に土佐紙貼りてあわ(阿波)くれば讃岐うちわで至極(四国)涼しい」と俗謡にも詠われ、
丸亀うちわは全国一の産地としてよく知られています。
丸亀うちわの起源は約320年前と言われ、当時、金刀比羅宮の別当、宥光が、同宮のご紋である
「羽団扇」にちなんで“こんぴら参り”の土産物として丸金印を入れたうちわを作ることを思いつき、
大和うちわの本場、大和から職人2人招き製造したのがきっかけです。その後、丸亀藩京極家の足軽たちの
内職として発展しました。
現在は全国の90%を生産しています。市内塩屋町あたりでは、色とりどりのうちわを並べて乾燥させる
“うちわ干し”の光景がいたる所に見られます。